とはいえ、スーパーや家電量販店のリサイクルバンクを利用するのが面倒くさくて、ついそのままゴミ箱に捨ててしまう……なんていうケースもあるかもしれない。
・古い電池をリサイクルするための自販機
リサイクルを推し進めようと、ノルウェーのCoop(生活協同組合)がバッテリーメーカーEnergiserからの出資を受け、スウェーデンの団体Refindと共同でプロジェクトを立ち上げた。
それが、“古いバッテリーをリサイクルする自動販売機”。ちょうど地球や自然環境について考える日・4月22日“地球の日(Earth Day)”にローンチされた。
・投入された家庭用電池のサイズを認識
使えなくなったバッテリーを自動販売機に投入すると、マシンがスキャンを開始し、サイズ検知センサーが家庭用バッテリー(単一電池、単二電池、単三電池、単四電池、9ボルト電池)を認識する。
・新しい電池購入に使えるクーポンを発券
処理が終了すると、1つのバッテリーにつき1クローネ(約17円)分のクーポンが印刷される。発券されたクーポンは新しいバッテリーの購入に使える。クーポンの種類や価値は自由にプログラム変更することが可能だという。
この特殊な自販機は耐火性で、有害物質の収容用にデザインされたもの。安全性も高そうだ。
開発者としては、もともとリサイクルへの関心が高いノルウェー人だが、経済的なオトク感はさらにリサイクル行動を促すことにつながるのではと期待している。
・テスト成功後は全国展開へ
まずオスロ周辺の“Obs!”というストアにテスト導入し、成功すれば全国に拡張させていきたい意向だ。わが国でもこのようなプロジェクトが実行されて欲しいものである。
Refind