独特のレトロな雰囲気を醸しだすニキシー管時計。アンティーク好きや、スチームパンクな雰囲気が好きな人の間ではいまだに人気のアイテムだ。
そこでイギリスのエンジニアがこのニキシー管時計にユニークなアレンジを加えてKickstarterでキャンペーンを公開し、目標金額を調達した。それが「Nixie Baragraph Kit」だ。
・自分で一風変わったニキシー管時計を組み立てよう!
本キットは基板とドライバ、化合物のPCB、電子部品、そして2本の細長いIN-9ニキシー管を含んでいる。説明書に従って組み立てた後、別売りとなる12Vの電源とマイコンを用意して点灯させるというものだ。
ちなみにこのニキシー管時計の一風変わっている点が、数字を表示させるのではなく、上下にしか変わらないバロメーター表示だということ。つまり時計として機能させるためには、ニキシー管を貼りつけるための土台に時間を記しておく必要がある。
左が時間メーター、右が分メーターといった具合だ。制御装置はArduino、Rasberry Pi、BeagleBoneなど様々なマイコンに対応している。
・気温、気圧、湿度などの表示にも使える
バロメーター表示ということは、マイコン上での設定と土台さえカスタマイズすれば時計だけでなく、気温、気圧、湿度など様々な数字データを表現することができるということだ。もちろん数字で表示させた方が効率と正確性は高いはずだが、ぼんやりと光るバロメーター状のニキシー管もこれはこれで趣があるではないか。
すでにマイコンを持っていて、電子機器に詳しい人であれば一風変わったニキシー管アイテムが製作できるだろう。本キャンペーンは2017年6月5日まで続いており、2本のニキシー管が入ったキット1組20(約2900円)ポンド、オークの時計土台付きで40ポンド(約5800円)だ。
Nixie Bargraph Kit/Kickstarter