そして、この代表的なロボット掃除機の生みの親でもあるロボット工学者のジョー・ジョーンズ氏は、現在、“草刈り版ルンバ”の開発に取り組んでいる。
・自動で庭の雑草を抜いてくれる四輪ロボット
「Tertill」は、ジョーンズ氏らによって創設されたスタートアップ企業「Franklin Robotics(フランクリン・ロボティックス)」が開発をすすめる家庭用草刈りロボットだ。
防水機能を備えた四輪自律走行ロボットで、センサーにより、障害物を避けて移動したり、草刈りはさみを起動するタイミングを検知したりすることが可能。
また、「Tertill」には、ソーラ—パネルが装着され、太陽光で発電したエネルギーをそのまま内臓バッテリーに充電する仕組みとなっている。
現時点では、一般住宅の庭園向けソリューションとして開発されているが、今後は、有機農業などにも応用し、農業生産性の向上に役立てていきたい考えだ。
・庭の手入れをロボットが担う時代に!?
「Tertill」のほか、二輪自律走行型の草抜きロボット「Weedobot」やロボット芝刈機「AUTOMOWER」など、庭の草抜きや芝刈りを自動化するロボットは、すでにいくつか誕生している。
ロボット掃除機「ルンバ」が家庭での掃除を大きく変えたように、近い将来、「Tertill」などの草刈りロボットによって、庭の手入れが大幅に自動化されていくのかもしれない。
Tertill