米オレゴン州ポートランドでは、行政機関が主導し、この仕組みを積極的に導入している。
・ポートランドの路上パーキングがキャッシュレスに!?
ポートランド交通局(PDOT)は、2017年5月、市内1万5,000カ所以上の路上パーキングスポットを対象に、スマートフォン決済で駐車できるスマホアプリ「Parking Kitty(パーキング・キティ)」をリリースした。
シカゴやボストン、トロントなど、世界3,000カ所以上で展開する「Passport」のパーキングメーターソリューションをベースとし、路上パーキングの利便性を高めながら、ネコのキャラクターをあしらうことで、親しみやすさもアピールしているのが特徴だ。
ドライバーは、パーキングスポットに駐車した後、4ケタの地区コードやナンバープレートを入力し、15分単位で駐車時間を設定すると、このスマホアプリと連携されているクレジットカードで駐車料金が決済される仕組み。
終了時刻が迫ってくると、ネコの鳴き声で、ドライバーにその旨が自動通知され、駐車時間を延長する場合は、スマートフォン上で追加料金を支払うことができる。
・次世代に向けた駐車管理システムへの第一歩
ポートランド交通局では、2035年までに12万2,000世帯規模で人口が増加するとの予測のもと、市内の駐車管理システムの見直しをすすめてきた。
「Parking Kitty」は、次世代型駐車管理システムへの第一歩としても、注目されている。
Portland Bureau of Transportation