馴染みがない人のために説明すると、Whisperは匿名で他のユーザーと秘密を共有するというものだ。自身が持つ画像、あるいはオンライン上の画像をひっぱってきて、そこにテキストを書き込んで秘密を「ささやく」。ささやいた秘密は他のユーザーが閲覧でき、気に入ったらFacebookの「いいね!」のようにハートマークで意思表示でき、またコメント記入も可能だ。秘密の内容はさまざまで、「親に仕送りするために秘密の口座を持っている」「12歳のときに肘の手術をしたけれど、女の子に“サメに襲われた跡だよ”と説明した」「いつも唇の皮をむいてしまう」などなど。
秘密公開のほかに、ユーザー同士がプライベートメッセージをやり取りできるサービスがあるが、こちらは有料だ。にもかかわらず、共同設立者によると、プライベートメッセージを使うために登録し、実際に使用料を払ったユーザーのアプリ離脱は皆無という。
同アプリのメーンターゲットは18—24歳で、こうした年齢層にはAndroidユーザーが多いことから、今回のAndroid版アプリの展開は必須だった。満を持してのリリースともいえ、登場から48時間で5万回ダウンロードされ、ダウンロードしたAndroidユーザーの40%がすでに秘密を投稿したという。
Whisper