アメリカ国立精神衛生研究所 (NIMH)の調査結果では、米国人の74%が人前でのスピーチを苦手としていることがわかっている。
・英語のスピーチを自動評価してくれるトレーニングツール
スマートフォンアプリ「orai」は、米フィラデルフィア・ドレクセル大学の留学生チームによって開発された英語スピーチ用トレーニングツールだ。
アプリ上で録音ボタンを押し、スマートフォンに向かってスピーチするだけで、人工知能(AI)が、スピーチのわかりやすさや熱っぽさ、速さなどを自動で分析。
スピーチの中から、使いすぎは好ましくないとされる、"um(えーっと)”、“so(だから)”、“like(みたいな)”などのつなぎ言葉を抽出し、リアルタイムでフィードバックする機能も備えられている。
また、録音したスピーチを再生したり、スピーチの上達度合いをチェックすることも可能だ。
・人工知能がトレーニングパートナーに!?
人工知能をトレーニングに活用した事例としては、「orai」のほか、発音に特化した英語学習アプリ「ELSA」やフィットネス用ウェアラブル端末「Moov Now」などもリリースされている。
様々な分野で、人工知能が“トレーニングパートナー”となる日もそう遠くないのかもしれない。
orai