次々と更新されていく「Wikipedia」の状況を、リアルタイムでキャッチできるライブマップがリリースされている。この「Wikipedia Recent Changes Map」のサイトにアクセスすると、“更新されたワード”と、それがどのエリアで更新されたのかが、世界地図上に随時表示されては消えていく。
これは、「Wikipedia」に“未登録のユーザー”はIPアドレスで認識されるため、それをもとにユーザーの地理的ロケーションを定義するという仕組みによるもの。しかし、「Wikipedia」“登録ユーザー”は、IPアドレス情報で定義されないため、このライブマップでは、“未登録ユーザー”のアクションのみ反映されるようになっている。“未登録ユーザー”の編集アクションは、「Wikipedia」の全エントリーのうち約15%程度に過ぎないため、「Wikipedia Recent Changes Map」は、あくまでも全エントリーの更新状況のうち、ごく一部を把握できるものだという。
とはいえ、3000万を超えるエントリーをもつ、巨大なデータベースの更新状況を見ていると、日本やアメリカだけでなく、世界各地で親しまれているツールだということがわかり、今どのようなワードに関心が集まり、話題になっているのかということが垣間見えて大変興味深い。あなたも、世界の人々のアクションをチェックしてみては。
Wikipedia Recent Changes Map