ステージから遠すぎないか、ゲームのフィールドが見渡せる高さかどうか。特に初めて利用する会場のときは慎重になる。
そこで、チケット販売大手のTicketmasterはウェブサイトやモバイルアプリで購入する時点で選んだ席からの見え方を3Dバーチャルで確認できるサービスを開始した。
・距離感をつかめる
現在、北米とオーストラリアにある110施設が対象となっていて、今後より多くの施設で利用できるようになる見込み。
スタジアムやアリーナなどでは多種多様のイベントが開催されるが、このサービスでは選んだイベントに合わせて会場がバーチャル表示される。
例えば、アイスホッケーならアイスリンクまでの距離感やゴールポストの見え方などを確認できる。観覧席の傾斜もリアルにわかるので、「前の席でなくても見やすい。後ろの安いチケットにしよう」といった活用の仕方ができる。
・スムーズなチケット購入へ
この3Dバーチャルを使ったサービスを導入するにあたっては、メディアエージェンシーIOMediaの協力を得ている。
Ticketmasterとしては、座席や会場をリアルに確認できることで、よりスムーズなチケット購入につなげたい意向。確かに、見え方を確認できた方がユーザーの満足度は上がりそう。
今後はヨーロッパでも同様のサービスを展開するとしている。
Ticketmaster