さて今夜はどんな映画を観よう？　迷った時、iPhoneユーザーならこのほど登場したアプリ「Limelight」が役に立つかもしれない。このアプリを一言で表すと「個人用の映画情報ライブラリー」。観た映画、観たい映画のリストを作り、他のユーザーのリストも参考にして鑑賞する映画の絞り込みができるというものだ。プライベートソーシャルネットワークサービス「Everyme」の共同設立者としてよく知られるCameron氏が手掛けたアプリとしても注目されている。

アプリの仕組みは至ってシンプルだ。これまでに鑑賞した映画のリストを5段階の評価付きで作成し、また観たいものリストも用意しておく。ユーザーはアプリ内で高評価の作品リストなどをブラウズでき、また他のユーザーが作成したリストも参考にできる。友人・知人や趣味が合いそうなユーザーをフォローするのもOKだ。

映画検索に役立つ機能は、他のサービスでも展開されている。例えば、オンラインDVDレンタルの「Netflix」にはレコメンデーション機能があるし、映画関連情報のオンラインデータベース「IMDb」はユーザーによる評価や観たい映画リストの機能を備えている。ただ、それらのサービスはLimelightのようにリスト作成や評価の機能に特化しているわけではなく、加えてソーシャル機能面でもLimelightの方が充実している。

Everyme を“卒業”したCameron氏いわく現在は次の目標に向かう移行期間にあり、その過程でLimelightが誕生した。「最終的にはきちんと機能し、人々に必要とされる何かを作り出したい」と語っている。Limelightだけでなく、今後の動きにも注目したい。

Limelight