陸地から見えないほど沖合にあり、騒音で人々を煩わせることなく毎年2.6Twh(テラワットアワー)の電力を供給する。
・年間通じて風のあるスポット
Geminiはオランダ北部の町、フローニンゲンから85キロ沖合に位置。広さ68キロ平方メートルに発電機150基がニョキニョキと立つ。
このエリアに設置を決めたのは、平均風速が36km/hと発電に理想的なため。また、町から離れていて、タービンの騒音問題を回避できるという点も考慮された。
・CO2大幅削減に貢献
Gemini運営会社によると、総出力は600メガワットで、英国のテームズ河口沖合で操業しているLondon Arrayの630メガワットに次ぐ規模なのだという。
今後15年でオランダの150万人に電力を供給し、年間138万トンのCO2削減に貢献する。このCO2削減量は車5万台が2万5000キロ走行したときに排出するCO2量に相当するとのこと。
まわりを海に囲まれた日本でも洋上風力発電設置の動きが出てきてもおかしくなさそうだ。
Gemini