緊急事態の場合、ボタンひとつで特定の人にSOS発信や通話ができ、またGPS機能もあるので家族は居場所をアプリで確認することができる。
・取っ手に3つのボタン
高齢者や体の不自由な人にとって、体を支える杖があると歩行しやすくなる。それだけにとどまらず、ハイテク機能をもたせたのが「iCane」だ。
具体的には、iCaneの取っ手にはSOS発信、通話、懐中電灯の3つのファンクションボタンがある。専用のアプリ(iOS、Android)を使ってiCaneに3つの電話番号を登録でき、通話ボタンを1回押すと1つめの連絡先に、2回押すと2つめの連絡先にというふうにシンプル操作で電話をかけられるようになっている。
SOS発信ボタンを2秒長押しすると、あらかじめ登録した連絡先に自動で電話がかかる。緊急事態ということで、相手が電話をとるまでコールは続けられる。
・移動ルートの確認も
また、高齢者にありがちなのが徘徊。家族にとって心配のタネだが、 iCaneではGPSで居場所をリアルタイムに確かめられる。必要に応じて、移動ルートを確認することも可能だ。
加えて、iCaneはLEDライトを搭載して懐中電灯のようにも使える。夜道でも足元を明るく照らすことで、転倒防止などに役立ちそう。
iCaneは現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoで79ドル〜(約9000円)となっている。目標額はすでに達成していて、商品化はほぼ確実な情勢。
出資は6月3日まで受け付け、発送は6月中に始まる見込み。世界中どこにでも発送してくれるので、愛する家族にひとついかが。
iCane/Indiegogo
https://youtu.be/bWRcIlaix1Q