・ブリヂストン開発の“空気充填不要のタイヤ”
ブリヂストンとブリヂストンサイクル社の共同制作で、従来の自転車タイヤの概念を覆す、まったく新しい形状のタイヤの研究が進められている。
何と、タイヤに空気を充填する必要がないというからビックリ。つまり、タイヤのパンクが起こらなくなるというスグレモノなのだ。
・特殊な樹脂と独自技術を採用、タイヤの荷重を支える
この独自技術「エアフリーコンセプト」を活用したのが次世代自転車タイヤ。タイヤ側面の特殊形状スポークによって荷重を支える。スポークには“熱可塑性樹脂”が使われていて、高強度かつ柔軟性を実現したという。
・走行エネルギーロスを低減
設計にも工夫がされていて、タイヤ内部の応力やひずみを低減。また、タイヤの構造面がシンプルになったことで、“タイヤの転がり抵抗”が小さくなり、走行のエネルギーロスを大幅に削減した。
もし、このタイヤが自動車に実装された場合には、これまで以上の低燃費を達成できそうだ。
・エコフレンドリーな素材を使用
タイヤトレッド部のゴムを始め、リサイクル可能な素材を使うことで、環境への負荷が軽減されるのも大きなメリット。
同社ではさらに検証を進め、オリンピックの前となる2019年に実用化を目指しているとのこと。私たちの自転車やタイヤに対する常識が完全にチェンジされそうなこの革新的な技術。期待して待とう。
エアフリーコンセプト