米国カルフォルニア拠点の Proterra社が手がける「ケータリストE2」もそうした電気バスの一つだが、1回の充電で966キロ走るという性能で注目を集めている。そのケータリストE2の公道テストが間もなく米国ネバダで始まる。
・バス会社に恩恵大きく
Proterra社が当初開発した電気バスは1回の充電で402キロ走行可能だったが、ケータリストE2では倍以上にのびた。966キロというと、1日の走行距離を賄える計算になる。
バス会社にとって、ガソリンやディーゼルではなく電動となると運用コストやメンテナンスの面でメリットが大きいが、充電も1日に1回であれば受ける恩恵はさらに大きくなる。
・交通システムに組み込めるか
ただ今回の公道テストでは、バスの走行性能より自動運転ソフトウェアやシステムの検証に重点が置かれているようだ。
自動運転でも道路状況などを的確に判断し安全性を維持できるか。ネバダ大学リノ校やネバダ州交通局とともに、公共の大量輸送ツールとして交通システムに組み込むにあたって問題がないかを検証する。
今回のテストがスムーズにいけば、実用化がかなり現実味を帯びてくることになりそうだ。
Proterra