物作りをしている人はeBayやEtsyといったオンラインショッピングに出品をして収入を得ている人も多いはずだ。物理的なお店を構える必要もないため出店リスクが少なく効率も良い。
しかし世間では実際にお店で買うという体験そのものを好む消費者が多いのも事実だ。そこでインドネシアのAR/VR技術を使ったオンラインショップのプラットフォーム「MindStores」はその状況を変えてくれるかもしれない。
・AR技術を使ったオンラインショッピングサイトが登場
今回このプラットフォームを初めて導入することになったのが、インドネシアの大手小売チェーンの「Alfamart」だ。物を売りたい人たちは「Alfamind」というAR技術を使った独自のショッピングサイト上で簡単に商品を出品することができる。
出店者がAlfamindの登録を済ますと会員カードが手元に届く。手持ちのスマホのカメラをかざして出店のアクティベーションを行い、あとは商品情報を登録していくだけで自分のARオンラインショップを開くことができるのだ。
Alfamartの持つ流通網も利用できるため、個人の参入障壁もかなり下げられるだろう。
・ユーザーのリアルな「ショッピング体験」を提供?
一方、消費者は手持ちのモバイルデバイスを宙に掲げることで、360°自分の身体の向きに合わせて画面内の視点を変えられる。まるで実際のお店の中にいるような「ショッピング体験」をリアルに構築するプラットフォームとしては画期的な試みである。
現在Mindstoresはさらなるパートナーを求めてグローバル展開を進めている。VR/AR技術が一般の人たちにも普及していけば、今後このような現実と仮想を繋ぐ新たなショッピング様式が確立されていくこともそう遠くはないのかもしれない。
Springwise
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