その中の1つで、サンフランシスコにベースを置く「Any.Do」は、アメリカで人気があるタスク管理アプリで、新規ファンドとして350万ドルの資金を調達したことを発表した。「Any.Do」は、毎日の活動の中で生じてくる、“しなくてはならないこと”“すべきこと”などをタスクとして整理し、スケジュール管理をしたり、カレンダーと同期して見やすく表示するほか、時間や場所をキーワードとした“リマインダー機能”を搭載しているなど、日々の業務を実行するためのサポートをしてくれる。
「Any.Do」のシンプルな操作性、美しいデザインも人気を博している要素だが、「Any.Do」では、スマートフォンでの文字入力の面倒さに配慮し、ユーザーのやりたいことを予想し、キー入力のサポートをしてくれたり、“microphoneアイコン”をタップすると、話した音声を変換して文字入力できる機能などが、特筆すべき点だろう。また、クラウドを活用することで、iOS、Android、Chromeアプリなど、他プラットフォームやデバイスにまたがって、データを同期させることができるのも便利なところだ。
タスク管理アプリとしては、Wunderlist、Clear、Remember the Milkなどの競合があるが、Onavo Insightsの2013年3月の統計データによると、iOSアプリでは「Any.Do」が一番人気だったという。このようなアプリを上手に使って、「やらなければいけないこと」「やりたいこと」を実現して、毎日を充実させていきたいものである。
Any.Do