栃木県の“鹿沼組子”は、日光東照宮建造の際に全国の職人が集まり、技術を伝えて発展したものだという。
釘を一切使わず、木を加工して組み合わせ、美しい格子、葉や雪、亀甲などの模様をつくりだすのが特徴だ。
・細工の異なる2種類を用意
細工の異なる“BASIC”“PREMIUM”の2種類があり、大きさは縦297、横513ミリメートル、重さはそれぞれ740、800グラム。木材でできているのに思った以上の軽さに驚くかもしれない。
マウスパッド部分は栃木レザーでできており、スマートフォンを立てる“スマートフォンホール”、コードを下から出すための“コードホール”が設けられている。
一番目をひく組子部分から、タブレットなどの電子デバイスから発せられる熱を放熱する仕組みだ。木材も革も年月とともになじみ、使い込めば込むほど味わいが出るのも楽しみのひとつ。
・“KUDEN”ブランドの立ち上げ
開発者のTakahiro Sato氏は、日本の伝統芸能保存のため、またそれらを日常生活に取り込むため、一役を担いたいと思い、このプロジェクトを立ち上げたという。
また、氏の子息が自閉症を抱えており、ものづくりが好きな彼をサポートしたいという親の願い、ハンディキャップを抱えている人の雇用を創出したいという願いから、“KUDEN”というブランドを設立した。
・風呂敷付きでお届け、コースターも用意
完成品のラップトップボードは、エンジと紺の2色から選べる風呂敷付きでお届け。ここにも日本の美や様式を伝えたいという願いが表れているようだ。
現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoで出資を募集中で、“BASIC”タイプが620ドル(約6万9400円)+配送料金~。ラップトップボード以外にも、組子のコースターも用意されている。
KUMIKO Laptop Board