ただ、身体をさらすことになるので車と比べると安全面でのリスクは高くなる。そこで、フランスのスタートアップが開発したのは、ヘルメット後部につけるブレーキライト「COSMO」。
センサーで減速を感知して後方に知らせるというもの。万一、転倒したときなどは、スマホアプリが自動でレスキューサービスや家族に連絡してくれる。
・センサーを内蔵
ブレーキライトとしたが、COSMOはバイクのブレーキと連動するわけではない。内蔵する加速度計やジャイロスコープがライダーの動きをとらえ、ブレーキをかけていなくても減速すればライトが光る。
これにより、後方のドライバーはバイクのスピードが落ちていることが一目でわかり、適度な車間距離を保ったりして事故のリスクを回避できる。
・家族へもSOS発信
もう一つ便利なのが、もし転倒を感知したら、自動的にCOSMOのアプリからロードアシスタントサービスのプラットフォームにアラートを送信する機能。
ロードアシスタントサービスからの連絡にライダーが応じなければレスキュー隊に一報が入る仕組みだ。その際はライダーの位置情報なども提供する。
加えて、転倒をメッセージや電子メールで家族や友人に知らせる機能もある。
・マグネットで取り外し
使うには、まずヘルメット後部にベースを取り付ける。ベースとCOSMOは強力なマグネットでくっつくようになっていて、簡単に取り外しができる。
そしてCOSMOはUSBケーブルで充電する必要があるが、1回のフル充電でスタンバイモードだと8時間もつ。連続点灯した場合の駆動時間は3時間。
COSMOは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで出資を募集中で、今なら99ユーロ(約1万2000円)〜となっている。バイク愛用者は我が身を守るツールとして検討してみてはどうだろうか。出資期限は6月25日。
COSMO/Kickstarter
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