しかしながら、20世紀以降、農地の開発や伐採などによって森林破壊がすすみ、南米アマゾン川流域に広がるアマゾン熱帯雨林では、過去50年間で約17%が消失したという。
・熱帯雨林の現状を可視化するドローンソリューション
米ニューヨークで2015年に創設されたスタートアップ企業「Greenpoint Innovations」は、熱帯雨林の保全に取り組む企業や政府機関、NGO(非政府組織)に向けて、ドローンを活用した熱帯雨林のモニタリングソリューション「SustainaDrone Solutions」を開発した。
このソリューションは、ドローンで熱帯雨林を撮影し、上空からの現状を可視化することで、土地利用の計画策定や土地管理の改善、違法な伐採や開発に対する監視などに役立てるというもの。
また、空撮動画を活用し、熱帯雨林の現状をレポートしたり、その保護を訴えるメッセージを発信する動画コンテンツの製作も請け負っている。
・環境保護や社会的課題の解決にドローンが活躍!?
「SustainaDrone Solutions」のほか、ドローンを活用した植林ソリューション「DroneSeed」や地雷除去専用ドローン「Mine Kafon Drone」などの事例をかぎり、環境保護や社会的課題に対するソリューションとして、ドローンの活躍の場がますます広がりつつあるといえそうだ。
Greenpoint Innovations