このたびKickstarterに登場したのは、クレジットカードサイズのハードウェアキット「HIDIOT」。チュートリアルに従うだけで、一からコンピューター作りができる、玩具感覚の学習ツールだ。
・10のチュートリアルに従ってコンピューターの基礎を学習
「HIDIOT」最大の特徴は、一度もはんだ付けを経験したことのないローエンドユーザーでも、簡単に組み立てられる点。キットには10のチュートリアルが付属しており、エレクトロニクスと回路設計、はんだ付け、プログラミングの基礎が学べるようになっている。
チュートリアルは、1時間ごとに15分のセクションに分割され、それぞれ5分間の休憩を設けている。集中力が持続しない子どもでも、これなら問題なし。この場合、数日間に分けて完成できるよう、親がチュートリアルを細かく分割していく。1日で仕上げなければならないというプレッシャーからも解放され、楽しさが倍増することだろう。
文章もわかりやすく、部品の取り付け方も、写真を入れて視覚化するなど、途中で挫折しないよう、さまざまな工夫が盛り込まれている。
・多彩な電子工作が可能に
チュートリアルの最終目的は、完成したボードをベースとする多彩な電子工作。低速USBデバイスとして、キーボード、マウス、ジョイスティックのシミュレートにも対応する。Minecraftのコマンドボタンやコンピューター制御のRGB LEDインジケーター、音楽プレイヤーなど、あらゆる種類のインタラクティブデバイスを、変更することも可能だ。
対象年齢は、11歳以上。キットの購入金額は15ユーロ(約1700円)から。出荷開始予定は6月で、支援は5月14日まで受け付けている。
HIDIOT/Kickstarter