デスクワークでも工場作業でも、小休止の合間のコーヒーは非常にありがたいものだ。安倍晋三首相も国会での質疑の最中にマグボトルで喉を潤している。これは「アベノボトル」という呼び名で話題になった。
マグボトルというものは、現代人を下支えしていると言っても過言ではない。
自在に温度調整
クラウドファンディング「Kickstarter」に、「The Jül」という製品が登場した。
これはスマートマグボトルという触れ込みだが、コースター部をパソコンなどのUSBポートに接続することにより飲み物の温度を長時間キープするというもの。コーヒーをマグカップに入れればすぐに冷めてしまい、マグボトルに入れればいつまでも熱すぎるまま。だがThe Jülに入れれば、飲み物を短時間で最適温度にすることができる。
温度調整も可能だ。華氏120度から150度、すなわち摂氏49度から65.5度までダイヤル操作できる。
この製品が活躍する場は、もちろんオフィスだけに留まらない。車内に設置しても、その機能を充分活用できる。
目標額の3倍の成果
The Jülのキャンペーンは、目標額を5万ドル(約540万円)に設定している。だが期限残り11日の時点で、その3倍もの資金を世界中から集めてしまった。出資者数は2,000人を超える。
価格は1台45ドル(約4,900円)。出資者への発送は今年10月を予定している。ちなみに、日本在住出資者は15ドル(約1,600円)の発送料を払う必要がある。
The Jülはシンプルなデザインで、どのような部屋とも馴染むことができるはずだ。日本でも充分に受け入れられる可能性がある逸品である。
Kickstarter