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出産後の母親と集中治療室の新生児をビデオ通話でつなげる「Baby Time」

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Cedars-Sinai離れた場所にいる人を映像でつなげてくれるApple社のビデオ通話アプリ「FaceTime」は、さまざまなシーンで活躍している。米国ロサンゼルスのCedars-Sinaiメディカルセンターではこのほど、このアプリを使って新たな取り組みが始まった。出産した母親と、集中治療室でケアを受けている新生児をiPadでつなぐというものだ。

帝王切開で出産したり、分娩中にトラブルがあったりした人は、出産後すぐに歩くのは困難だ。同じ病院内でも離れたところにいる赤ちゃんに会いに行くのは大変だし、赤ちゃんが集中治療室にいるとなると出入りも制限される。Cedars-Sinaiメディカルセンターでは、集中治療室でケアを受けている新生児の保育器横にiPadを設置し、親が手元のデバイス画面で1日に2度赤ちゃんの様子をみることができるシステム「Baby Time」を展開している。赤ちゃんの近くにドクターがいる時は、親はドクターに赤ちゃんの状態などを尋ねることができる。

生まれてすぐに離ればなれになることで、母親は赤ちゃんが心配だし、赤ちゃんも母親不在という不安定な状況で過ごさなければならない。このBaby Timeはそうしたストレスを少しでも和らげるのが目的だ。このシステムが導入されて間もない頃に利用した女性は「抱っこしてあげられなくても、画面を通じて赤ちゃんに話しかけると泣き止んだ」と話し、システムを評価した。

Cedars-Sinai

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