iPhone4と4Sに対応しており、iPhoneに取り付けるデバイスと専用アプリがセットになっている。デバイスはiPhoneよりひとまわり大きく、ケースのようになっている。iPhoneの液晶画面が露出するデザインで、普通に指で操作する。例えば、人物の顔を識別する場合、デバイスにiPhoneを入れてアプリを立ち上げ、アプリ内に表示される円形の枠に収まるように顔を撮影する。その撮影データはインターネット接続を経てあらかじめ用意されたデータと照合される。同社幹部は「iPhoneを使ったことのある人なら誰でも操作できる」と話す。
同社は今年2月、米国国防総省からこのStratusを応用した技術開発のための研究費300万ドルを受け取っている。このことからも分かるように、このデバイスは消費者向けというよりは、企業や政府機関の利用を想定して開発された。当然、軍事的な活用も考えられるため、同社は国防総省のガイドラインに従い、イランや北朝鮮への製品輸出はしない、としている。
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