言い換えれば、これからは「バッグの中のプロジェクター」が珍しくなくなるかもしれないということだ。確かに、プロジェクターは便利な道具である。壁がそのまま画面になってしまう。
現にビジネスシーンでは、もはや小型プロジェクターは欠かせないものになりつつある。
バッグの中のプロジェクター
そんな中、クラウドファンディング『Indiegogo』に興味深い製品が出てきた。小型プロジェクター『KERUO L7』である。
写真を見ても分かる通り、非常に小さい65mm×6mm×126mmというサイズで、重量は388g。だがこの製品は、50~18インチサイズの映像を映し出してくれる。
搭載OSはAndroid5.1.1。バッグの中に馴染みやすいデザインだから、ビジネスの他にもアウトドアに利用できる。
Indiegogoでの紹介ページには、すでにKERUO L7が量産体制に入っている写真がある。この製品プロジェクトが、今やプロトタイプの段階から脱却しているという意気込みの表れでもある。
大きな液晶画面は必要なくなる?
さて、このKERUO L7は299ドル(約3万3,000円)という出資額での提供を公約している。市場投入の際の予定価格は469ドル(約5万2,000円)だそうだ。
スマートフォンに反映させた映像をKERUO L7に転送し、壁に映写するといったことも当然可能だ。この1台で、表現の幅が格段に広がる。
極端に言えば、小型プロジェクターが液晶画面のシェアを大きく縮めてしまうかもしれない。
Indiegogo