ロンドンの街を移動するのに無人シャトル車を使うようになる日はそう遠くなさそうだ。
自動走行シャトルの公道実験がイギリス・グリニッチで始まった。3週間にわたり“招待客”のみを乗せて路上でテストを行い、快適性や安全性を確かめる。
2019年までに総括的トライアルを行い、その後の実用化を目指す。
・最高スピードは時速16キロ
予算総額800万ポンド(約11億円)超の、グリニッチで進められている自動走行研究プロジェクト「GATEway」の一環。
Harryとの愛称がつけられた無人走行シャトルには、自動運転ソフトウェア開発Oxboticaの技術などが活用されている。
4人乗りで、最高スピードは10mph(約時速16キロ)。歩行者などをセンサーで感知しながら、歩道の決められたルートを行き来する。実験では常に技術者が1人乗り込んでモニターしている。
・交通弱者の足に?
英国政府はこのシャトルを公共交通機関として活用することを視野に入れている。特に、バスや電車が走っていないエリアへの投入を想定しているようだ。
自動車メーカーが開発を進める個人向けの自動運転車と異なり、シャトルの場合は決められたルートを走行するので衝突などのリスクは比較的低い。意外に早く市民の生活に馴染むのかもしれない。
https://youtu.be/wA6vIBsWnUE