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Start Up 【SlushTokyo】敬語禁止な「無礼講ランチ」と、とうもろこしで作ったペットボトルが熱すぎた

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【SlushTokyo】敬語禁止な「無礼講ランチ」と、とうもろこしで作ったペットボトルが熱すぎた

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世界最大級のスタートアップイベント「Slush Tokyo」が3月29日、30日と東京ビックサイトにて行われました。来場者は5,000人に達し、500のスタートアップや200人の投資家が参加するなど、非常に盛り上がったイベントでした。

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そこで、私ライターの橋本が特にグッと来たコーナー、プロダクトを2つ紹介します。

※独断と偏見で選びました。

・敬語を使ったらイエローカード!「無礼講ランチ」


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△無礼講している参加者の様子。

ランチの時間に行っていたのが、孫泰蔵さん考案の「無礼講ランチ」。この場では一切の上下関係を抜きにして、敬語を禁止するというユニークなランチです。社内のMTGの際に意見を吸い出すために行われているようで、「です」「ます」はもちろん禁止、当然「おっしゃる」や「して頂く」的なのもNG!です。

これは、挑戦しがいがある。と思い、Techableの編集長と一緒に参加しました。

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席に着くと、ルールの紙が。

敬語一回でイエローカード1枚(黄色いシールが貼られます)、イエロー4回で退場となります。

参加者がどことなく集まり、テーブルには審判が一人座ります。ルールを説明したところで、「無礼講ランチ」・・・ファイッッ!!

「よーし、おじさん、自己紹介苦手だから、先陣切って喋っちゃうぞー!」

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自己紹介でいきなり自爆。カウント1。

「はしもとけんたろうです!メディアとして来ました!」

・・・「です」、「した」がダメだったらしい。「来たよ!」にしておけば良かった。

時間制限は30分。これは「そして誰もいなくなったパターン」の予感?

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Techable編集長「オレはヒップホッパーになった気分で喋るYO。スイッチ入れたZE!」

奥にいる無礼講審判は、黄色いシールをちらつかせながら、参加者の「語尾」に集中しています。みんな、語尾に集中しすぎて話しの内容が入ってこない。これはまずい。

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テーブルを共にした学生さん2人。未来の話しや、就職したあとの話しなど、タメ口で語ってくれました。さすが、スタートアップのイベントに来ているだけあり、意識が高い。タメ口だけど。

学生同士で話している感覚でいてくれたなら本望です。

逆にこちらも学生と話す感覚で、遠慮なくタメ口がきけたので楽勝でした。

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根の真面目さが出て、2発目のイエローカードをもらっちゃいましたが。

30分で無礼講ランチ終了。タイムアップ後は盛り上がった話しに収集がつかずに、名刺交換したり、ビジネスの話しをしたりと、各テーブル盛り上がっていました。

敬語禁止にするだけでここまで親近感がわき、いろんな話しができる。無礼講ランチ(MTG)ぜひ、会議で取り入れると良いんじゃない?やってみようよ!(タメ口)

・とうもろこしを原料にした樹脂


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これ、ペットボトルです。どっから見てもペットボトルにしか見えません。

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実はこちら、とうもろこしを原材料にしたペットボトルなんですよ!!!

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いわゆるバイオ系の材料で、そのまま土に還るので環境に優しいペットボトル、プラスチック容器を作れる技術なんですね。

開発自体は大阪大学の研究室が以前から進めていたとのことですが、近年実用化レベルまでコストが下がったとのことでした。

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こっからやや専門的な話しになりますが、これまでのPET樹脂を成形していた、インジェクションやブローの技術、機械をそのまま使ってペットボトルを成形できるんです!!!やばい!!

なので、もちろん成形条件のために調整は必要ですし、耐久性や耐熱性、肉厚の調整などキッチリしなければいけないのですが、これまでどおりの「材料テスト」の感覚で、製品化ができるという凄まじい発明なんです。

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なので、従来の施設、機械を使って地球に超エコなペット製品が成形できる。これは凄まじいことなんですよね。材料を変えるだけなんで。
と、会場でひとり興奮していると、同行していたTechable編集長は別のブースに挨拶に行ってました。俺の話し聞こうよ。

・来年も行きます


独断と偏見で選んだ2つのコーナーの紹介でした。

参加されたみなさんは、どこにグッときたのかTwitterやFacebookで教えてくれると嬉しいです。今回参加したスタートアップ企業が、今後どのような活躍をするのか楽しみです。

橋本 憲太郎

Slush Tokyoのレポートはこちら→Slush Tokyo 2017 音楽ライブのような熱気にあふれるスタートアップイベントレポ | Techable(テッカブル)

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