毎日肌身離さず、携帯電話やスマートフォンを持ち歩く人も多いだろう。もはや携帯端末は単なる“通話をするためのツール”ではなく、スマートフォンの登場によって、今まで以上に情報が詰まったパーソナルツールになっている。しかし、時には家にスマートフォンを忘れてきてしまった……などというトラブルもあり、相手からの連絡を受け取れず、大事なビジネスや所用に対応できなくて困ってしまうケースもある。

通信事業を手がけるTelefónicaからローンチされたアプリ「TU Go」なら、そんな悩みを解決してくれそうだ。「TU Go」は、実在するスマートフォンの電話番号を用いて、スマートフォンの代わりに、タブレットやPCなど他のデバイスを使用することができるというもの。電話番号にかかってきた電話や、テキストメッセージ、ボイスメールは、ダッシュボードに履歴の一覧で表示され、送信者の名前、着信時間などがまとめて閲覧できるようになっている。アドレス帳に登録されている相手からだけではなく、初めてかかってくる電話やテキストメッセージも受信可能だ。

iOS、Android、Windows 7のプラットフォームに対応しているデバイスであれば、「TU Go」を利用することができ、最大5デバイスまで同時に「TU Go」にログインさせておくことができる。ちなみに、ログイン状態にないと、デバイス間のデータ共有ができないので注意が必要だ。「TU Go」では、データ通信はwifiまたはGPSで接続をおこない、普通に電話をかけて利用するときと同じように、通話料、通信料がかかり、月々の支払いに加算される仕組みになっている。

スマートフォンが手元にないときに他デバイスを代理として用いたり、何台かのスマートフォンを併用している人が、知人たちからのコンタクトを「TU Go」で1つにまとめて管理するために利用するなど、「TU Go」は大いに活躍してくれそうである。

TU Go