スマホは、もはや通話したりメッセージを送ったりするだけのものではない。カメラをかざして外国語を自国語に変換したり、写真検索したりと、機能が多様化している。
そしてまた一つ新たな使い方が加わる。中国の家電メーカー Changhongは、食品の成分や体脂肪などが計測できるスマホ「Changhong H2」を今年後半にも発売する。価格は433ドル(約4万8000円)を予定している。
・SCiOの技術を活用
Techableでは以前、イスラエルのスタートアップが開発したSCiOを紹介した。食品に含まれる物質や糖分などが測定できるスキャナーだ。
Changhong H2は、このSCiOを活用している。具体的には、SCiOは近赤外線分光法で食品などの物体をスキャンし、そこで得られた反射データを分析して成分などを特定する。
そのスキャンに使う分子センサーをChanghong H2にも搭載している。つまり、スマホそのものがSCiOになっているわけだ。
・ダイエットに使える!
では、Changhong H2をどういうふうに使うかというと、スーパーで果物を選ぶ時、糖度をチェックして甘いものを選んだり、自分の二の腕をスキャンして体脂肪を測ったり。
ダイエットをしている人は、ケーキなどスイーツのカロリーや炭水化物量を調べて体重コントロールに役立てるというのもありだ。また、薬の成分なども調べられるなど、用途はかなり広そう。
・指紋センサーも搭載
主なスペックを紹介すると、ディスプレイは6インチのフルHD。バッテリー容量は3000mAhで、指紋センサーも搭載している。カメラは16メガピクセルとなっている。
現在のところ、発売エリアなどについての情報はないが、食品や医薬品全般で使えるとなれば、意外に需要はあるのかもしれない。
https://youtu.be/CPPfatkXx74