これまで通常、ネットショップというと“無人の店舗”であり、自分で商品を見つけ、購入手続きをする“セルフサービス”の形態を取っていた。「POP&GO」では、ネットショップに担当薬剤師を常駐させ、“有人化”した新しいサービスを展開している。客は、ホームページからテレビ電話で話をすることができ、薬剤師と対面しながら、自分の症状や要望などをしっかり伝えることができる。薬剤師は、患者とリアルタイムで問診をしたり、顔色を実際に観察することで、症状をより正確に把握でき、該当する薬の購入ページへ患者を案内することが可能になる。
薬剤師の指名や資格免許番号などがきちんと表示されるので、利用者としても安心。また、対面販売が実現することで、対面問診者だけが利用できる第二類医薬品を患者が利用できるようになるほか、不正な薬の購入などを抑止する効果も期待されているという。身体の健康に直接関係がある薬はデリケートなもの。どんなにインターネットなどのテクノロジーが進もうとも、結局1番心強いのは、人と人との対話による安心感なのかもしれない。
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