「Burner」は、現在使っているスマートフォンはそのままに、使い捨ての別の番号を使用することができるため、新しい使い捨て電話を用意する必要はない。アプリをダウンロードし、自分の携帯電話番号を入力すると、運営側から認証コードが送られてくるので、ユーザーは自分のエリアコードを選択して、使い捨ての電話番号を入手する。ユーザーは、たとえばあるエリアの物件探しのために電話番号を使いたいときに“Craigslist”とネーミングするなど、電話番号の用途に応じてあてがわれた電話番号に“名前”をつけて管理することができ、便利に使いこなせそうだ。
この電話番号は、ソーシャルネットワークやemailで簡単にシェアすることもできる。普通に携帯電話を利用するときと同じように、最近の着信履歴や、全履歴のリストを見ることも可能で、お気に入り番号に星アイコンをつけて見やすくしたり、voicemailを残しておくこともできる。ただし、SMSのみに対応しているため、ショートメッセージのみしか送れず、画像や動画を添付して送信することはできないほか、緊急の911に電話をかけることはできない。また、使い捨て番号はいつでも好きなときに消去できるが、1度消去した番号は復帰させることはできず、データの復元もできないという。
「Burner」では、定額プラン制を導入しており、1.99ドルで7日間、20分の通話または60テキストまで、4.99ドルで60日間、75分の通話または225テキストまで(あるいは、30日間、90分の通話または270テキストまで)となっていて、追加料金を支払えば延長も可能だ。仕事探しや取引、短期間のプロジェクト、お試しデートのときなど、今後付き合いが続くかわらかない相手とのやり取りの際に、使い捨ての番号を活用することで、プライベートを上手に保護できるかもしれない。
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