英ノッティンガム大学の研究結果によると、世界全体で8人のうち1人が、下痢や便秘を慢性的に繰り返す過敏性腸症候群(IBS)によって、日常生活に支障をきたしているという。
・呼気から消化の調子を測定できるスマートガジェット
アイルランドの首都ダブリンのスタートアップ企業「FoodMarble」は、息を吹き込むだけで、腸で十分に消化されていないものを特定できるスマートガジェット「AIRE」を開発した。
ヒトの体内では、食べたものが十分に消化されていないと、その多くがガスとなって腸にたまり、腹痛や下痢、便秘を引き起こしている。
また、これらのガスの一部は、腸から血液に流れ込み、やがて肺に達し、呼気として排出。
そこで、このメカニズムを活用し、「AIRE」では、呼気に含まれるガスや温度、湿度を計測して、ユーザーの消化の調子を1から100までのスコアで評価する仕組みとなっている。
ユーザーは、専用スマホアプリで、評価スコアを閲覧できるほか、日々の睡眠時間やストレスレベルを記録していくことが可能だ。
・オンラインショップで予約販売中
「AIRE」は、縦横5.5センチ、厚さ1.25センチのポケットサイズ。
2017年夏に販売が開始される予定となっており、現在、オンラインショップでは、99ドル(約1万1000円)の特別価格にて予約販売を受け付けている。
AIRE