初期投資額の低下を背景に、最近、太陽光発電を導入する動きが活発だ。自然に優しく、何と言っても光熱費を抑えられるというメリットがある。
ただ、気になるのは実際に我が家が太陽光発電に向いているかどうか。パネルを設置しても発電率が低ければ意味がない。
そんなときに便利なのが、Googleが展開しているアプリ「Project Sunroof」だ。住所や郵便番号を入力するだけでその地点の日差しの量などがわかるというもの。2015年に米国西海岸を中心に始まったサービスだが、このほど米国で全国展開する運びとなった。
・季節の変化も考慮
同サービスではGoogleマップやGoogleアース、3Dモデリング、機械学習などを活用。入力した住所の地点で、年間どれくらいの日射量があるのか、発電量がどれくらいになるかを算出する。
その際、気候の変動パターンや季節ごとに変わる太陽の位置、周辺にある木や建物の影なども考慮される。
実際に太陽光パネルを設置しなくても、年間いくら光熱費を抑えられるのかが計算できるので、設置判断の決め手となる。
・ビルなど6000万棟網羅
今回のアップデートではサービスを全州に広げ、米国の約6000万棟ものビルや家屋を網羅するとのこと。
調べてみて、我が家は太陽光発電に向いているとわかれば、設置しようか、ということになるのは必然だろう。
このサービス、日本でも使えるようにしてほしい、との声が聞こえてきそうだ。