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生活が便利になるプロダクトばかりのIBM Bluehub Demo dayでスタートアップ企業の熱い息吹を感じた

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春が待ち遠しい3月15日の東京丸の内。新丸ビルでIBM BlueHub第3期採択スタートアップ5社によるWatsonを活用した事業のプレゼンが行われました。

・IBMによるインキュベーション・プログラム第三期


様々な企業とのコラボレーションが期待できるスタートアップの育成を目的とした、IBM Bluehub。

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今回プレゼンを行ったのは以下のスタートアップ。


  • 株式会社ビースポーク/インバウンド

  • 株式会社スタンディングオーベーション/ファッション

  • アンター株式会社/メディカル

  • 株式会社ミーニュー/ヘルスケア

  • ナーブ株式会社/バーチャル・リアリティ



選定基準は以下の通り。

  • 社会の課題を解決するサービスを展開

  • グローバル志向

  • IBMソリューションとの親和性


・スマホを使った採点方式



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スタートアップ5社のプレゼン内容は、来場者がスマホで投票する形でした。採点項目は、新規性、成長性、テクノロジーの活用度、共感度の4項目。それぞれ5段階で評価します。

スマホでリアルタイム投票できるというだけで、なんだかワクワクしますね!

それでは、スタートアップ5社のプレゼン内容をご紹介しましょう。

・外国人観光客に特化したチャットボットを提供


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先陣を切るのは外国人観光客向けのチャットボットを提供する「株式会社ビースポーク」

外国人観光客がどんどん増えているものの、コミュニケーションがうまくとれていない外国人が多いことに着目してサービスをスタート。道案内や、遊ぶ場所探し、飲食店探しなど、24時間利用可能なコミュニケーションツールとして掲げる。

英語だけではなく多言語にも対応できます。また、ホテルや宿泊施設にカスタマイズしたサービスも提供可能だとのこと。

・だれも注目しなかったタンスの中を共有するSNS


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続いて、タンスの中コミュニティを作る「株式会社スタンディングオーベーション」

これまで、だれも注目していなかったタンスの中市場の開拓を掲げる。

自分が所持している服をSNSでシェアすることで、友達通しのコーディネートを考えられる仕組み。自分では思いつかなかったコーディネートを提案してもらえる。

また、着回しカレンダーを公開したり、着レポ(着用)も公開可能。

「服の登録が面倒に思われるのでは?」という質問には、アップデートで写真を撮るだけで素材や色、服の種類を判別し自動入力してくれるシステムを導入するとのこと。

・現役医師が作る医学情報Q&Aアプリ


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「アンター株式会社」が手がけるのは、医師同士の情報共有サービス。

これまでは医師もわからないことがあるとググって調べていたとのこと。しかし情報精度の低さからなかなか良い情報を探しきれずに困っていたらしい。

そして医師同士の質問の3割は医薬品について。医薬品の数だけ、添付文書があります。薬を出す際はその文書を読んで確認していたのですが、文章量も多く、探すのにとても時間がかかる。

これをアンタ―QAにより一気に短くなったそうです。

テクノロジーはWatsonのAPIを複数組み合わせた設計で、アプリで質問するとほとんど待つこと無く返事が帰ってきます。すごい。

・1週間分のレシピを自動で作ってくれるアプリ


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「株式会社ミーニュー」の自動レシピ作成サービスです。

主婦の仕事のうち、負担が大きいのが毎日の料理。先延ばしができないですし、献立を考えるのも大変です。主婦は毎日20分献立を考えるのに時間を使っています。この時間は積み重ねると年間膨大な時間に。

「少しでも料理の負担を減らし、ゆたかな人生を歩んでもらう」というのが目的のサービスです。

アプリでは好みや栄養を考えた1週間分のメニューが自動作成され、さらに食品コーナー別買い物チェックリストも自動生成。なにこれやばい。献立だけではなく買い物に行く時間も大幅に削減できる、という画期的なアプリ。これ、世の自炊している人は助かるだろうなぁ。

またTwitterの解析もでき、食べたいメニューを提案してくれるシステムも。「私より私をしっている!」とのこと。

大手スーパーとの提携も発表されていて、スーパーでもミーニューを使えるとのこと。新しい食材の売り方が期待できそうですね。

・VRテクノロジーで当たり前の購入体験を


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最後は「ナーブ株式会社」のVR内見です。360°カメラで部屋の様子がぐるぐる見られるようになって数年経ちますが、そのもっとパワーアップバージョンですね。

VRを使った不動産内見ができます。それだけではなく、接客を織り交ぜることにより、実際の物件に行かなくても、行ったような体験ができる。とのことです。

不動産屋での導入はまだほんのスタートで、「買ってから体験する」→「体験してから買う」を一般的にしたい。とのことです。

VR内見にはWatsonも導入され、部屋を見ながらつぶやいた言葉を拾って適切な案内をしてくれたり、物件を変更してくれたりと、まさに未来な映像が広がっていました。

不動産屋さん以外にも活用の幅が広そうなプロジェクトでした。

・選ばれたスタートアップ



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PRTIMS賞はスタンディングオーベーション。ソフトバンク賞は、ナーブ、アンター。

会場投票で選ばれた最優秀賞はアンターでした!!

会場は終始熱気とリラックスした笑顔で包まれていたIBM Bluehub DemoDay。それぞれ発表の内容も素晴らしいかったですが、わずか半年足らずで事業をしっかり成長させている。ということにとにかく驚きました。

皆さんの暮らしに役立つプロダクトばかりです。ぜひ試してみてください。

IBM BlueHub - オープンイノベーションを加速させ、日本発の革新的サービスを - ホーム - Japan

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