では、ヒトの移動だけでなく、短期滞在にも、この仕組みを応用してみるとどうだろう。
・世界各地のホテルをどこでも“泊まり放題”のサービス
米ニューヨークで2016年に創設された「StayAwhile」は、宿泊施設に特化した月額定額制サービス。
会員は、このサービスが提携するホテルや短期滞在アパートをどこでも好きなだけ利用することができる。
とりわけ、複数の拠点で生活する多拠点居住者にとっては、複数の住まいを確保しておくために無駄な賃料を支払い続けたり、移動のたびに滞在先を手配する負担なく、最小限の荷物とともに移動するだけで、快適に生活できるのが利点だ。
「StayAwhile」は、2017年春、ニューヨークとマイアミのホテルを対象に、正式リリースされる見込み。
今後、パリやサンパウロ、東京、ソウルなど、都市圏を中心に、提携の宿泊施設を順次増やしていく方針だという。
・仕事をしながら旅をするノマドワーカーの拠点に!?
インターネットやデジタルテクノロジーが進化した現代、時間や場所から解放され、いつでも、どこでも、インターネットに接続して仕事をするノマド型のワークスタイルが世界各地で広がっている。
「StayAwhile」のような定額制の“泊まり放題サービス”は、出張の機会が多いビジネスパーソンはもちろん、“仕事をしながら旅をする”というノマドワーカーのニーズにも合致するものといえるだろう。
StayAwhile