もちろん、昔ならば大抵の人は刃物を研ぐことはできただろう。だがメンテフリーの刃物が普及した現代、「刃物を研ぐ」ということ自体が特殊技能になってしまった。
そうした問題を解決してくれるかもしれない発明品が、クラウドファンディング『Indiegogo』に登場した。
5分待つだけで包丁が復活
アメリカ・カリフォルニア州パロアルトのスタートアップが『Knife Robot』という製品を発表した。
これはラジカセくらいの大きさの全自動刃物研ぎ機である。使い方は極めて簡単。機械の中に刃物を入れ、蓋を閉じ、液晶画面に表示されたモードを指で押す。あとは5分待つだけだ。
あまりに簡単なので他に書くことがないくらいなのだが、そうした使い勝手の良さも相まってかKnife Robotは順調に投資を集めている。期限残り28日の時点で、目標額の140%である2万8,000ドル(約320万円)の出資を集めている。
より楽しい料理を
開発者によると、市場投入価格は700ドル(約8万円)を予定しているという。だがIndiegogo内では279ドル(約3万2,000円)で提供されている。もちろんこれは、100個までの限定キャンペーンである。
この1台があれば、切れ味を失った包丁はまた鋭さを取り戻してくれるはずだ。料理がより楽しくなる製品である。
Indiegogo