主婦層を中心に大人気のアプリ「トクバイ」。名前のとおり、スーパーをはじめとする小売店のチラシや特売情報を、1つに集約したサービスだ。

その「トクバイ」が、フラー社主催による“App Ape Award 2016”で、見事“新人アプリ大賞”を受賞したという。同社が提供するアプリ分析プラットフォーム“App Ape”のデータを元に、昨年1年間で最も成長率が高かったアプリ100点から選出するアワードのため、信頼性も高い。

テッカブルでは開発元であるトクバイ、技術部部長、八木 俊広（やぎ としひろ）氏に、早速取材。まずは、受賞後の第一声から、お届けしよう。

・スーパー、ドラッグストア、ホームセンターの特売情報を網羅

Q1:「App Ape Award 2016」新人アプリ大賞、おめでとうございます。受賞の感想をお聞かせください。

うれしいです。徹底的にユーザー視点にこだわって作っているアプリなので、多くの方に愛用してもらえるのは、とても光栄です。

Q2:このようなアプリを開発するに至った理由について、お聞かせいただけるでしょうか。

もともとはクックパッド特売情報としてサービスを運営していましたが、独立にあたって個別のアプリを開発することになりました。

サービスでは、全国のスーパーマーケットやドラッグストア、ホームセンターなど、お店が独自に投稿する商品の情報やチラシを閲覧できます。アプリでは特に、子育てをする層にフォーカスし、日々忙しい中でもパッと見て、買い物に行くお店が決まることを意識して作っています。

・新聞購読なしでチラシを閲覧できる便利さ

Q3:実際のユーザーからの反響は、いかがなものでしょうか。

新聞の購読をしていないという方々から、チラシを閲覧できて便利だという声を多くいただいています。

「買い物前に必ずチェックする」「毎日の買い物が楽しい」といった反響もあります。また、「このお店のここが好き」という、お店に対する応援を送れる機能があるのですが、そこでお店への感謝の言葉や応援の言葉を、たくさんもらっています。

Q4:受賞後の展開について、教えてください。

掲載のあるお店の数がかなり増えてきたこともあり、今後は「お店が掲載するお得な情報を見逃さない」「知らなかった近所のお店が見つかる」といった点を強化して、楽しく買い物をする機会を増やしていきたい、と思っています。

アプリには、特売品で作れるレシピや、献立に役立つ食材を探す機能も実装されている。まだ使ったことのない人、これを機にぜひ利用してみてほしい。（取材・文　乾　雅美）

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