先日ラスベガスで開催された特大家電見本市CESにて、あのPanasonicがなんとも愛くるしいコンセプトロボットを発表した。そのロボットの名は「Desktop Companion Robot」。
・卵型の「卓上の相棒ロボット」
直訳すると「卓上の相棒ロボット」。形状はまるで卵のように丸く、デスクの上で人間のお手伝いをしてくれる人工知能搭載ロボットである。
重さ3.7kg、高さ48.5cm、直径29cmとその名の通り卓上に置いても邪魔にならないコンパクトサイズだ。1.2GHzのプロセッサと動きを感知するカメラセンサーも搭載されている。
また本体にはプロジェクターが搭載されているため、動画やモニターを机や壁に投影して使うことも可能。
・人間に近い存在?
本ロボットはWiFiでネットワークと繋がっており、クラウドデータ上に蓄積される情報を元に人間とコミュニケーションがとれる。この辺りは最近のロボットでは当たり前ではあるが、驚くのはこのロボットの自然な会話力だ。
優れた自然言語処理技術が使われているようで、ロボットの話す言葉はまるで本当の人間のようだ。また人間の動きを真似たとされるこのロボットの特殊な動きも、ロボットと人間との間に自然な関係性が生まれるよう計算されてデザインされているとのこと。
確かにこれなら「相棒」と呼びたくなるのもわかる。あくまでPanasonicの技術力をアピールするためのコンセプトロボットではあるが、本当に製品化されれば競争の激しいロボット業界に新たな旋風を巻き起こしそうである。
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