では、この仕組みを応用し、鳥の鳴き声からその名前を導きだすことはできないだろうか。
・鳴き声から鳥の名前を探し当てる“鳥版Shazam”
「Song Sleuth」は、米ボストンのWildlife Acoustics社が10年かけて開発した独自のアルゴリズムにより、鳴き声から鳥の名前を自動的に探し当てるiOS対応アプリだ。
アプリを開き、鳴き声を録音すると、北米に生息するおよそ200種の鳥の中から、その鳴き声に最も近い鳥3種を自動的に示す仕組み。
鳴き声のサンプルや鳥のイラストなど、鳥図鑑「The David Sibley Bird Reference」に掲載されている詳細情報にもアクセスすることも可能だ。
「Song Sleuth」は、現在、1,200円(9.99ドル)の有償アプリとして提供されている。
・バードウォッチングのおともに
鳴き声から鳥の名前を検索するアプリとしては、「Song Sleuth」のほか、英国の鳥を対象とした「Warblr」や、英国および欧州の北西部を網羅する「ChirpOMatic」、日本の「さえずりナビ」などもすでにリリースされている。
これから春の季節に向けて、これらのアプリとともに、バードウォッチングに出かけてみてはいかがだろう。
Song Sleuth