ソーシャル機能といっても、TwitterやFacebookのように不特定多数の人に向かって発信するというものではない。閲覧したページが気に入って家族や友達とシェアしたいという場合にアプリ内で「Send to Friend」という機能を使ってメールで紹介できる。メールという手段について「古い」と思う人もいるかもしれないが、PocketのCEOは「情報を“消化”するという行為はとても個人的なもの。そこで得たものがあると誰かに伝えたくなるのが人間の常だが、その手段としてはメールが最適」と話す。
そのシェアの仕方は、コンテンツへのリンクをただ送るというものではない。シェアする相手もPocketを利用している場合、なぜ共有したいかと思ったかというメモとともにプッシュ通知で送ったり、コメントやハイライトを付けたりして送ることができる。また、よくシェアする友人の連絡先をアプリ内に保存することもできる。
Pocketには1カ月あたり3500万件のコンテンツが保存されている。昨年はトータル2億4000万件の保存があり1カ月平均2000万件。すでに昨年のペースは大幅に上回っているところだが、今回の新機能追加でその数をさらに増やすことは想像に難くない。