だが、棚やブースを1つ1つ視認しながらチェックしていくのは時間も手間もかかり、思った以上に労力がかかってしまう。特にアメリカやヨーロッパなど海外のスーパー、郊外型の店舗は敷地が広大で、管理が非常に大変である。
・棚の在庫チェックを自動でおこなうロボット
Simbe Roboticsが開発したロボット「Tally」は、そんなケースに役立ってくれそうな自律型ロボット。自動で通路を進み、正確に棚の在庫チェックをしていく。労働力の節約や在庫管理ミスを防ぐことに大きく貢献してくれそうだ。
「Tally」に搭載されているセンサーが、棚の現状をデータとしてスキャン&キャプチャ。欠品、在庫少、置き間違い、値段間違いなどを、1つ1つ念入りにチェックしていく。
・取得データを管理者へ送信
もちろん、ロボット自身では棚の修正をおこなうことはできないものの、集めたデータをクラウドに送って解析し、管理者にアラートやリコメンドを提供してくれるという流れだ。
開発元によると、ロボットの設置には特別な環境や設備は必要なく、混雑する時間帯にも客やスタッフに対して安全に機能するという。
・ローバッテリーになると自分で充電ドックへ
ロボットの高さは96センチメートル、重さは13.6キログラム。ニーズに併せて調整することも可能。ローバッテリーになると、自分で充電ドックに戻る仕様なのも便利だ。
在庫チェックをロボットがおこなうことで、人間が視認するよりずっと確実で、人件費の削減にもつながることだろう。
Simbe Robotics