運動は習慣化させなければ意味がないのだが、数十年も前に「移動の機械化」を迎えている現代人にとっては歩くことすらも一種の苦痛だ。ましてやエクササイズともなると、アスリートでない限り長く持続させられる可能性は極めて少ない。
そこには「楽しさ」という要素が必要不可欠だ。
肉体を使って操作
クラウドファンディング界隈に、このような製品が登場した。
『FlexR』というものだが、これは早い話がゲームのコントローラーである。だが、十字キーやいくつかのボタンを押してプレイするというものではない。操作はプレイヤーの筋肉で行う。
すなわち、FlexRが接続部位の神経の動きを読み取り、それがゲームと連動するという仕組みである。たとえばスクワットをすれば液晶の中のキャラクターがジャンプする、という具合だ。
スクワットでも腹筋でも
このFlexRが優れているのは、動かす部位に制限はないということ。器具の接続さえできれば膝関節でもいいし、腕関節でもいい。腹筋の動作を読み取ることもできる。
各人、それぞれ鍛えたい部位は違う。そのニーズに対応した製品として、FlexRは大いに注目を集めた。ちなみに市場投入価格は226ドル(約2万6,000円)を予定しているそうだが、『Indiegogo』では値引き枠が用意されている。
正月太りの後遺症に悩む人にとっては、まさに救世主となり得る製品かもしれない。
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