米国では、授業で使うテストや教材は教師が調達したり自作したりするのが一般的だ。市販されているものの中にはコンピューターで読み取ることができるテストやワークシートがあるにはあるが、すべての教師が経費面でそうした教材を導入できるわけではない。「Quick Key」はよりよい授業内容を目指す教師をコスト・時間面でサポートしようと開発された。
このアプリが対応する解答用紙は、複数の選択肢の中から正しいと思った答えの横にある○を塗りつぶすマークシート式で、教師はアプリを起動したスマホのカメラで用紙をスキャンすればいいだけだ。スキャンにかかる時間は1枚あたり数秒。シートには誰の解答用紙か分かるようにそれぞれにQRコードが掲載されており、スキャンが終わると成績一覧が自動的に作成される。
開発した教師は「よい授業内容や教材を模索し続けてきた。このアプリはその延長線上にある」と話している。アプリが紹介されているサイト「power2teach」ではベータ版でのテスターを受け付けている。
power2teach