テッカブルでも多くのベビーモニターを取り上げてきたので、読者の皆さんならだいたいの仕組みはおわかりのことと思う。今さら感もあるかもしれないが、デザインが特異なので、ここでもう1つ、あえてご紹介しておこう。
・高度な機能で赤ちゃんの睡眠と呼吸を追跡
世界最大のハードウェアアクセラレータープログラムHAXの支援を受けて開発された「Raybaby」。高感度マイクとスピーカー、低照度ビデオカメラによって、赤ちゃんの体の動きや呼吸数を随時測定していく。ウリは高度なマイクロパワー超広帯域レーダーセンサー。睡眠トラッキングの他、発熱や喘息、気管支炎といった突発的な病気も、即座に感知し、アラート送信する。
通知と確認はもちろん、スマホから。ライブストリーミング機能も搭載されているので、普段会社にいるお父さんも、子どもの様子を逐一チェックできる。
・デジタル臭さを排除した温もりあるデザイン
最先端のAIプラットフォームで構築されただけあって、機能はかなり優秀。しかし、制作側がシステム以上に力を入れたのは、デザインだという。いかにもウェアラブルといった武骨な外観は避け、フレンドリーで温もりのあるものをめざした。
出来上がりは、画像のとおり。昔からある木の玩具をヒントにしたらしいが、手放しでかわいいとは言えない雰囲気。形だけ見ると、ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじそっくりだ。
・壁掛けもOK
そうは言っても、従来品より子ども部屋にフィットするのは事実。ベビーベッドのそばに置いても、違和感がないのは木材ならでは。固定器具を使って、壁に取り付けることもできるので便利。赤ちゃんが成長するまでの数年間、インテリアとしても十分活用できそうだ。
Kickstarterで公開したところ、早くもサポーター続出。わずかな期間で目標額を達成した。プレオーダー価格は、129ドル(約1万4000円)から。3月17日まで、受け付けている。
Raybaby/Kickstarter