この服いいな、と思っても、試着室に長い列ができていたりすると購入したい気持ちが萎えるということはないだろうか。
もっとスムーズに試着をしてもらって売り上げにつなげたい-。大手アパレルメブランドGAPは、拡張現実(AR)を活用したアプリを間もなくリリースする。
これを使えば消費者はいつでもどこでもスマホで“試着”して購入できる。
・第三者の目でチェック!
アプリ名は「DressingRoom」。使うには、まず洋服を選び、それからサイズを選ぶ。するとユーザーのバーチャルマネキンが選んだ服を着て登場する。
ユーザーはそのマネキンを見ながら、着た感じがどんなふうになるのかを確認できる。ダボっとして大きすぎないか、あるいはパツパツ感がないかを第三者的にチェックできるわけだ。
・マネキンの回転も
このアプリでは、異なるサイズを着たマネキンを2体並べたり、マネキンを回転させて横や背面も見ることも可能。
そしてもちろん、ぴったりのサイズが見つかったら、そのまま購入ページに進める仕組みになっている。
このアプリの開発には、Googleと、デベロッパーのAvametricが協力している。GAPは世界でも有数の売り上げを誇るアパレルブランドだけに、他のブランドにも影響を与えそうだ。