そんななか、英国のクラウドファンディングサイト「Crowdfunder」に「OrCam MyEye」が登場。1ヶ月も経たないうちに目標額に到達するという人気ぶりだ。
一見、普通のメガネと変わり映えのないウェアラブルデバイスだ。
・イスラエルのスタートアップが開発
注目のウェアラブルデバイスは、イスラエルのスタートアップOrcam Technologies社が開発。
同社は自動車衝突防止システム分野で世界トップクラスのモビルアイの創業にも携わった2名を創業メンバーに迎え入れ、2010年、イスラエルのエルサレム市にて設立された企業だ。
「視覚障害者や全盲の方のみならず、識字障害の人の自立した生活を実現したい」という思いから今回の開発へと至った。
・メガネフレームに人工視覚技術内蔵の小型スマートカメラを搭載
OrCam MyEyeはフレーム部分に、人工視覚技術内蔵の小型スマートカメラを搭載。
人の顔や本の文字を含む、目の前の視覚情報がカメラによって捕捉されると、付属のミニスピーカーを介して話し言葉へと変換される仕組みとなっている。
こうして、普通のメガネのように装着するだけで、人々の顔を認識したり、スーパーマーケットの陳列棚に並べられた品物や値札を確認したりといった、健常者にとって当たり前の動作が行えるようになる。
OrCam