「artificially intelligent nanoarray」は、イスラエルの研究者らによって開発された装置。
ナノ粒子を用いて肺がんとパーキンソン病を含む17の異なる病気を判別することが可能だという。
・人工知能システムを用いて病気を判別
研究チームは1,400人以上の患者から呼吸サンプルをテスト。8種類のガン、クローン病、パーキンソン病、肺高血圧と他の病気で見つかる13の化学物質を特定したという。
これらの物質は、病気ごとに特徴的な形を示すこともあり、研究チームが開発した人工知能システムの技術を用いることで、物質の匂いから病気を判別することが可能になったという。
・早期発見で治療の可能性が
とはいえ、まだまだ臨床診断のための十分な正確さではないとも研究チームは語っている。
ただ、例えば肺がんの場合、早期発見によって生存率を10パーセントから70パーセントに高めることも可能に。今後の研究次第では大きな可能性を秘めていると言えるであろう。
まるでアルコール検査のように、一息で病気を判断することができれば煩わしい長時間の検査ともサヨナラ。非常に効率の良く、効果的な技術のように感じる。さらなる研究が進み、医療現場に導入される日が待ち通しい。
artificially intelligent nanoarray