この「Viewabill」は、弁護士が請求書に計上する金額を、リアルタイムで参照できるダッシュボードになっている。弁護士が依頼案件に対応するために、実際どのような活動をおこなっているのか、どれくらいの時間携わっているのかなどが即座にわかるようになった。これまでは弁護士の主張を一方的に信じるしかなかったクライアントにとって、請求の詳しい内容や実態が逐一把握できるようになり、請求内容に透明性が生まれるようになる。もし、後日発行される弁護士からの請求書で不明な点があれば、クライアントはこのアプリを通じて、過去のデータと照らし合わせて問い合わせることもできる。
また、クライアントはこのアプリ上で、専門業種を問わず、複数の事務所にまたがって情報を一元管理できるため、とても使い勝手がよい。さらに、あらかじめ支払いの予算を一定の金額に設定しておくことで、数値を超えた場合、メールなどで知らせる機能もあり、びっくりするような請求金額になる心配も避けられそうだ。この「Viewabill」のセキュリティは、“銀行レベル”だという。
弁護士事務所がアプリ利用料金を支払うことで、クライアントはこのアプリで自由にデータを参照できるようになる。料金は1案件につき、4ドル(10案件まで)の“Soloプラン”、1案件につき、3.2ドル(500案件まで)の“Professionalプラン”、無制限の条件で使える“Unlimitedプラン”などが用意されている。この「Viewabill」アプリは、PC、モバイルで利用可能だ。
Viewabill