淹れたての美味しいコーヒーが飲みたい。でも、列に並ぶのはちょっと-。そんなときに使えそうな“自販式カフェ”が米国サンフランシスコと香港に登場した。
なんと、ロボットがコーヒーを淹れる「Cafe X」。客はスマホのアプリから注文し、さっとピックアップすることができる。
・三菱製のロボット
Cafe X は、銀行のATMのようなスペースに2台のコーヒーマシーンが設置され、中央にはロボットアームが備わっている。
アームは三菱製の6軸工業用ロボット。マシーンで淹れられたコーヒーを受け取り口に運ぶ役割を担う。
・ミルクも自分好みにオーダー
オーダーは専用アプリ、または備え付けのタブレットで。サンフランシスコの場合、地元で焙煎された3種の豆から好みのものを選び(香港は1種のみ)、ミルクなども自分好みにして注文できる。
注文を受けるとマシーンはオーダー通りにサクッと淹れるので待ち時間がかなり短いのが売り。
少しでも時間を節約したい人は、向かう途中にアプリで注文しておけばいい。ピックアップの際はオーダー時に案内される4桁の番号を入力するようになっている。
・既存カフェの半額
淹れたてのコーヒーが待たずに飲めるだけでなく、値段も魅力だ。Cafe Xでは8 oz(約237ミリリットル)が2.25ドル(約250円)。サンフランシスコでは平均4、5ドルするので、ほぼ半額となる。
サンフランシスコに先行してオープンした香港の方では反応は上々のよう。そして今後はサンフランシスコで店舗を増やす計画とのこと。
確かに、インスタントではなく豆から淹れた美味しいコーヒーをすぐに、そしてリーズナブル価格で飲めるならバリスタがロボットでもいいのかもしれない。