このプラットフォームでは、アイデアをもっているユーザーは誰でも自由に投稿をすることができる。投稿されたアイデアを見た他ユーザーは、新規性、有用性、実現性の3つの観点から評価し、コメントをつけられる。また、共感できるアイデアに投票をすることで、製品化を応援する立場を取ることができる。30日の投票期間中に一定以上の投票を得たアイデアは、次のフェーズへと進み、運営側によって審査されることになる。不十分な点があれば評価レポートが差し戻され、晴れて審査を合格した場合には、次フェーズの製品化の段階へと進む。“製品調査”“デザイン・設計”“ブランディング”などのテーマで、それぞれタスクを設定し、開発を実際に進めていく。最後に試作を作製したのち、問題がなければ予約購入が開始され、製品が購入者に届けられるというのが大まかな流れ。
他ユーザーは、アイデアの評価やコメントをしたり、ブランディングの投票に参加したり、開発のタスクに携わることなどで、収益分配率が割り当てられるようになっているため、他ユーザーにとっても、プロジェクトに積極的に参加するメリットがある。企業側としては、自社で開発すべき有用なアイデアを発見したり、自社のアイデアに対する一般ユーザーの反応をチェックするマーケティングの場としても「Wemake」を活用できそうだ。
「Wemake」は、現在クローズドβ版の事前登録を開始しており、正式なオープンは4月末を予定しているという。
Wemake