多種多様なサービスが登場する中、めきめきと頭角を現しているのが「ネイティブキャンプ」だ。24時間365日、いつでもレッスンが可能。専用アプリにログイン後、わずか10秒で開始できるという手軽さと相まって、多くのユーザーから支持されている。
今月から新たな機能が加わり、さらに使い勝手がよくなったという。提供元であるVJソリューションズの広報、武内 彩香(たけうち あやか)氏に、早速詳しい話を聞いた。
・低コストで毎日手軽に英会話
Q1:まずはさかのぼって、このようなアプリを提供するに至ったきっかけから、お聞かせください。
翻訳ソフトやAIの通訳ソフトが注目される中、私たちは自分達が話す言葉は、自分の脳で考え、理解した上で話すことが重要だと考えています。特に英語は、世界中の人々とコミュニケーションをとるための、標準的な言語ツールです。
英語を習得するには、日常的に英語を使うことが理想ですが、英会話教室に毎日通えば、高額になります。一方で従来のオンライン英会話は安価だし、毎日英語を使うことができます。しかし、予約が必要なため、1日の生活リズムが左右されてしまうという煩わしさがありました。そうした煩わしさとコストを、極限まで削減させるために、毎日手軽に英会話ができるツールを作りたいと、考えたのがきっかけです。
Q2:今回新たにリリースされた教材「異文化コミュニケーション」について、詳しく教えていただけるでしょうか。
自国の文化と海外の文化について、お互いが教え合うことを目的とした教材です。お正月のように、日本人が慣れ親しんだ文化であれば、体験している分、英語が吸収しやすく、お年玉や初詣など、日本の文化を英語で説明するという楽しさもあります。
クリスマスのような共通する行事は、国によって異なる過ごし方をするので、お互いの文化の違いに興味を持ち、楽しみながら英語学習ができます。
・世界各地のあらゆる言語を話す人と学びたい人をつないでいきたい
Q3:他の英会話アプリとの決定的な違いは、どこにあるのでしょうか。
決定的な違いは、「24時間何回でもすぐにレッスンができること」です。国内アプリで、予約なしですぐにレッスンできるのは弊社だけです。アプリの操作も手軽さを重視し、講師選択→教材選択→決定の3タップで、レッスンをスタートさせることができます。
予約なしですぐに始められますが、予約の際もサイトを経由せずにアプリ内で完結します。教材もアプリ内で見ることができるので、Skypeよりも利便性が高いと好評です。
Q4:今後の展開について、教えてください。
現在は日本人向けに絞って展開していますが、今後は海外向けにサービスを広げていく予定です。ゆくゆくは、弊社のミッションである「世界73億人をつなぐ」をめざし、言語学習のプラットフォームとして、日本人が海外の日本語を学びたい人向けに日本語を教えたり、世界各地のあらゆる言語を話す人と、学びたい人をつないでいきます。
そして、安価で便利に使える言語交換(Language Exchange)のプラットフォームを、作っていくつもりです。
(取材・文 乾 雅美)
ネイティブキャンプ