子どもには遊びながらでも何かを学んでほしい-。そんな親の心理を反映したサービスをAmazonが開始した。
科学や数学などをテーマにしたおもちゃを毎月届ける「STEMクラブ」。毎月19.99ドル(約2300円)で、子どもの年齢に応じたものが自宅に届けられるというものだ。
・4分野から厳選
STEMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字をとってつくられた言葉。この4つの分野からおもちゃが選ばれる。
おもちゃは、プログラム可能なロボットや、数式を学べるキットなど、手先を使って楽しみながら学べるというもの。
最初に申し込む際に、子どもの年齢を3~4歳、5~7歳、8~13歳の中から選択するようになっていて、年齢に応じたおもちゃが届く仕組みだ。
・理系重視の親がターゲット
教育、とくに理系分野の学習に情熱を注ぐ親は多いだろう。だが、「いかにもお勉強」ではなく、遊びの中にそうした要素があれば楽しみながら身につけられるのでは、という思いを持っているはずだ。
そこに着目したのが今回のサービス。残念ながら現在は米国のみでの展開だが、世界中の教育熱心な親たちから自国での展開を要望する声が聞こえてきそうだ。